~目覚めて自由になる~
人の魂を変容させるティーチャーの名嶋早苗です。
ブログにお立ち寄りくださいまして、
本当にありがとうございます。
ドーハで同じ参加者の方と、
いろいろな話をしていました。
「ありのままでいい」
という事について。
テーマがそれに及んだ時に、
相手の考えにとても共感。
今日はここに、さらに私の思う考えを、
書いてみようかと思っています。
「ありのままでいい」という事と、
「ありのままでいいのだから、
何も努力はしなくていい」という事は、
似て非なる事だというのが、私の結論です。
全ては繋がっている。
という考え方を私は自分の世界観の、
常識だと思っています。
その大元にある「全てなるもの」は、
完璧な存在であると思っています。
(その呼び名は、自分の好きに呼んだらいいのです)
「全てなるもの」の1つの側面が、
「私」というものであるのだから、
私も実は完璧で素晴らしい存在です。
「ありのままで良い」という事は、
こういった意味を持っていると思います。
けれど、人はたいてい生れてくる時に、
この事を忘れ、「全てなるもの」から分離した
意識の状態にあります。
「全てなるもの」へ戻るために、
分離からワンネスへの意識の移行を体現するために、
何度でも「生」を経験しているとも思っています。
ワンネスの意味を本当に知ってしまったら、
それは目覚めて生きることでもあり、
覚醒とも言いますが、
それができているのであれば、
この物体場に降りてくる必要はありませんから、
今、この物体場にいらっしゃる方は、
この肉体を持っている「個」だけがある、
分離した状態だと思っている方が多いのです。
ワンネスを知識として理解し実践しつつある方であっても、
365日、24時間、100%その意識を持ったまま、
生きる事をレッスンしているから、
この地球(別の星でも)で今も生きていらっしゃっています。
さて、先ほど目覚めて生きるという事を書きましたし、
私のサロンでは、その道に行けるような
様々なサポートをセッションで行っています。
私自身もその道を進んでいます。
では365日、24時間、100%その意識を持ったまま、
目覚めて生きるという事が完璧にできていない
私(皆様)は「ダメ」なのでしょうか?
私はそうは思いません。
例えばピアノのお稽古に例えますけれど、
どの曲も少しの間違えもなく弾きこなさないと
ピアノを愉しむ人としてダメなのでしょうか?
違いますよね。
お指の形作り、鍵盤の場所を覚える事から
始まって、
バイエルを習って、少しずつ上手に弾けるようになりますよね。
バイエルを習っている方の事を、
バッハクラスを弾ける方が「ダメだ」とは思わないと思うのですよ。
「ああ、今バイエルを習っているんですね」
と思うだけではないでしょうか?
確かに双方は共鳴し合えないかもしれないし、
今は同じ舞台に立てないかもしれませんが、
バイエルを習っているあなたは、
背伸びをする必要もありませんし、
そのままでいいのです。
その自分を「ダメだ」と思う必要はないのです。
今の時点で出来ない事を、その事実は受け止めたとしても、
自ら自虐的に否定する必要はないという事です。
その否定が、「ありのままの自分を否定」する事であり、
自分をジャッジする事で、
波動を落し、あなたが心の奥で
「本当はこうなりたいんだけどなあ」
と、思っている道筋から離れて行ってしまいます。
自分をジャッジする事は、
けして心地良い事ではありませんし、
痛みとして感じる事もあります。
ですから、痛みを感じたくなくて、
心から望んでいるものに目を背けて、
無かったことにする事があるかもしれませんし、
いつまでたっても、
実はちょっとだけ「できている」自分を
肯定できないままでいる事もあります。
これらを私は拡大自我と呼んでいます。
「なりたい」と思えば思うほど、
それに「なれていない」自分を責めて、
「なりたい」ものから離れるという事は、
こういった意味です。
けれど、もっとピアノが上手に弾けるようになりたい、
と思うのであれば。
指使いがうまく出来なくてもどかしいと、
イライラしてしまうのであれば。
もっとピアノを愉しみたいと思うのであれば。
あなたは練習をしないといけませんよね。
本当にピアノを弾きたい自分が、
ワクワクするのであれば、
行動を変えないといけないかもしれませんよね。
エジプトから帰国する飛行機の中で、
遅ればせながら「ビリギャル」という映画を
見ました。
うちの家族も泣きまくったこの映画を、
私は初めて見たのですが、
結局、この私の考え方の確認になった
内容でした。
とてもヒットした映画や本でもありますので、
ご存知の方が多いと思いますが、
好きな事ばかりやって生きてきた
主人公「さやか」ちゃん。
でも、それまでの好きな事と思っていた事は、
本当にワクワクする事からもしかしたら、
逃げていただけかもしれない。
学年でビリの成績の彼女が、
初めて持った大きな目標は偏差値を40上げて
慶応大学へ行く事でしたが、
その道のりは「努力」の一言に尽きます。
慶応大学に行く事は1つのわかりやすい
目標ではあったけれど、
彼女をそこへ急き立てる機動力になったものは、
「今の自分を自己肯定」し、
「自分の未知なる可能性」を信じ、
「誰のためでもない、自分のため」に努力する
【ありのままの自分】を愛した
事だと思いませんか?
そこに、ワクワクを感じいたのだと思うのです。
もし、これを読まれて、
何を自分がした方が良いのか、
気づかれた方がいらっしゃいましたら、
私はその方にたぶん、笑ってこう伝えると思います。
「大丈夫。OKです(笑)」
ではどなた様にも、その方が望む、
心地よい1日が過ごせますように。
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