★丹田と二極の話

実は、最近気づいていたことがありました。
何年か前に一人暮らしを経験し、
また両親と暮らすようになったのですが、
家を出る前の家庭での記憶がほぼ欠落していました。

そしてなかなか深く向き合えなかったのですが、
今回きちんと向き合わなくてはならなくなりました。

風邪を引き、体調も良くない中、現実が悪化しました。
とても苦しかったのですが、
感情は向き合い切れば消えていき、
現実に起こることは変わっていくことは
学んで頭では理解していたので、
１週間ほどの間、溜めすぎた感情が
現実化しては感情と向き合うを繰り返しました。

そして繰り返すうちに
父と母が潜在意識で何を相手に望み結婚したか、
どんな気持ちから色々な言葉を
私に言ったのかが見えてきました。

父は自分の思い通りに動いて欲しくて
私に言葉で表現し、
母は自分と同じ辛い思いをして欲しくなくて
言葉で表現しました。

その結果
私には強い父に対する反発の感情と
父に似た部分のある自分に対する
自己否定が芽生えました。

また母に対しては、母の気持ちに
応えられない強い罪悪感と
苦手なことから逃げないために感情を無視して
行動をする習慣が身につきました。

それに気づいた時、強い怒りを感じ、
父のわがままも、母の心配も、私の心を縛り、
思いは違っても私らしく生きる
という自由を奪ったことに気づきました。

このことで、どんな思いも強い思いは、
相手を縛るという点では何ら違いはない
二極は同じ結果を生むということに気づきました。

また今回の出来事にはもう一つ気づきがありました。

それは
丹田で決めると今生の目的に沿った
生き方になっていくということです。

父と母の思う私を手放していくと、
私は自分が何者なのかわからなくなっていきました。
というか、わからないことに気づきました。

頭では理解していたことですが、
自己表現しないと自分はわからないと
いうことに気づきました。

また説明が難しいですが、人の評価ではなく
自分に合っている、ウキウキするなどの
感覚のなかに個があり、
それを大切にすれば自然と目的に
沿った生き方に修正されるようです。

感情と向き合った日々の中、
恐怖心から見ないふりを気づかないふりを
しそうに何度もなりました。
また過去の感情と向き合うことで
意識が過去に飲み込まれそうにもなりました。

でも何とかなったのは、
丹田というとわかりにくいですが、
理屈抜きで惹きつけられるものに意識を向け
自分の持っている情報や自分の
体験からの感情とは違う感覚で選択して

頭を切り替え、感情から離れて
問題と思っている事柄と一度距離を取れたからです。
(平常時に丹田に意識を向け、
踊ったあとの感覚の選択に近い感じ)

そして繰り返すうちに、
以前、今生の目的を見ることが
出来る方に言われた言葉が
突然、腑に落ちました。

また、時間が立つうちに、
この課題を乗り越えた自分に対して、
生まれて初めて自己信頼の感情が芽生えました。

知識が体験を通して知恵になる
過程の大切さに気づけたように感じます。

それから今、父と母が嫌いです(というか合わないです)
でも、感情を認めれたので、
不思議なものですが、
私も相手に合わせて変わる必要はないし、

相手も私の望む人でなくてもいいので、
親だから良い関係を築こうという思いを手放し、
心地よい距離感を取れるようになれればいいと
肩の荷がおりました。

丹田での選択、二極ではない判断
の実践は始まったばかりですが、
早苗さんにも学びながら
ゆっくり無理しないで進んでいこうと感じます。